1.準備
インストーラーのcalamaresiso再構築ツールのremastersysをインストールする。

sudo gdebi /etc/basix/pkgs/calamares-settings-debian_13.0.12-2-basix_all.deb
sudo gdebi /etc/basix/pkgs/remastersys-debian-basix_3.10.19-2_all.deb

2.ディストリビューションの設定
[/etc/basix/os-release]を修正
PRETTY_NAMEだけを変更しあとはいじらない。
PRETTY_NAME="Basix de 4.0/x86_64" -> myディストリ名に変更する
このファイルは起動時/etc/os-releaseを上書きする。

3.remsastersysのカスタマイズ
[/etc/remastersys.conf]の修正
LIVEUSER="basix" -> ライブ起動したときのユーザー名を指定
LIVECDLABEL="Basix de" -> ライブCD/DVDのラベル名
CUSTUMISO="basix-de.iso" -> isoファイル名を省略したときのデフォルトのファイル名

[/etc/skel/install-debian.desktop]の修正
Name=Install Basix de 4.0 -> デスクトップ上のインストーラーの英語名
Name[ja]=Basix de 4.0 インストーラー -> デスクトップ上のインストーラーの日本語名(実際はこれが表示される)

4.calamaresインストーラーのカスタマイズ
[/etc/calamares/branding/debian/branding.desc]の編集
productName, shortProductName, version, ShortVersion, ShortVersionNameを自分のディストリに合ったものに変更する。

[/etc/calamares/modules/welcome.conf]の編集
requiredStorage, requiredRamを変更
ディストリに合わせて要求するディスク容量(GB)と要求するメモリー(GB)を変更する。

[/etc/calamares/branding/debian/welcome.png]の変更
ディストリの紹介画像(なんでもいい)
[/etc/calamares/branding/debian/slide1.png]の変更
インストール中に表示される画像

5.ブートスプラッシュのカスタマイズ
[/usr/share/plymouth/themes/homeworld/debian.png]の変更
ブート中に表示されるディストリのロゴ
変更を反映するためにsudo update-initramfs -uを実行する。

6.設定情報のコピー
remastersysはホームの内容をisoファイルに入れない。
ホームにはパスワードなど個人情報が含まれているからです。
しかしデスクトップやアプリの設定した情報がホームに含まれているのでこれれはisoファイルに入れないといけない。
そういう情報は/etc/skelにコピーしておけばいい。
ライブ起動時に/etc/skelのデータはホームに自動的にコピーされる。
設定情報はホームの.configに多く存在しているがすべて/etc/skelにコピーするのでなく最低限にすべきである。
Basixでは
autostart, dconf , lxsession, lxpnel, pcmanfm, openbox, xfce4, pulseにしている。
DEによって変わってくる。

必要に応じて/etc/basix/initdesktop.shを修正

7.isoファイルの作成
必要とする空きディスク容量はisoファイルの2倍以上である。

・isoファイルの作成
接続の編集を開いて無線LANを削除する。

sudo /etc/basix/remastersys.sh isoファイル名

非常に時間ががかかる。
isoファイルは/home/remastersys/remastersysに作成される。

注意
・4GBを超えるisoファイルの作成
isoファイルが4GBを超えるとremastersysがエラーとする。

・ライブ起動しない
プロンプトが出て止まるときはliveと入力するとbootがはじまる。

・ライブCDでログイン画面を出さないようにするのはユーザーbasixをオートログインに設定しておく。
・インストーラーでオートログイン指定を有効にするには、/etc/lightdm/lightdm.confを以下に修正
autologin-user = basixautologin-user= basix