1.準備 インストーラーのcalamaresとiso再構築ツールのremastersysをインストールする。 sudo dpkg -i /etc/basix/pkgs/calamares-settings-debian_11.0.5-2-basix2_all.deb sudo gdebi /etc/basix/pkgs/remastersys-debian-basix_3.10.19-1_all.deb 2.ディストリビューションの設定 [/etc/basix/os-release]を修正 PRETTY_NAMEだけを変更しあとはいじらない。 PRETTY_NAME="Basix de 2.0/x86_64" -> myディストリ名に変更する このファイルは起動時/etc/os-releaseを上書きする。 3.remsastersysのカスタマイズ [/etc/remastersys.conf]の修正 LIVEUSER="basix" -> ライブ起動したときのユーザー名を指定 LIVECDLABEL="Basix de" -> ライブCD/DVDのラベル名 CUSTUMISO="basix-de.iso" -> isoファイル名を省略したときのデフォルトのファイル名 [/etc/skel/install-debian.desktop]の修正 Name=Install Basix de 2.0 -> デスクトップ上のインストーラーの英語名 Name[ja]=Basix de 2.0 インストーラー -> デスクトップ上のインストーラーの日本語名(実際はこれが表示される) /etc/apt/sources.listは起動時/etc/basix/sources.listを上書きするので独自のリポジトリを追加するときは/etc/basix/sources.listを修正する。 通常は/etc/apt/sources.list.dに~.listファイルを追加した方がスマート。 4.calamaresインストーラーのカスタマイズ [/etc/calamares/branding/debian/branding.desc]の編集 productName, shortProductName, version, ShortVersion, ShortVersionNameを自分のディストリに合ったものに変更する。 [/etc/calamares/modules/welcome.conf]の編集 requiredStorage, requiredRamを変更 ディストリに合わせて要求するディスク容量(GB)と要求するメモリー(GB)を変更する。 [/etc/calamares/branding/debian/welcome.png]の変更 ディストリの紹介画像(なんでもいい) [/etc/calamares/branding/debian/slide1.png]の変更 インストール中に表示される画像 5.ブートスプラッシュのカスタマイズ [/usr/share/plymouth/themes/homeworld/debian.png]の変更 ブート中に表示されるディストリのロゴ 変更を反映するためにsudo update-initramfs -uを実行する。 6.設定情報のコピー remastersysはホームの内容をisoファイルに入れない。 ホームにはパスワードなど個人情報が含まれているからです。 しかしデスクトップやアプリの設定した情報がホームに含まれているのでこれれはisoファイルに入れないといけない。 そういう情報は/etc/skelにコピーしておけばいい。 ライブ起動時に/etc/skelのデータはホームに自動的にコピーされる。 設定情報はホームの.configに多く存在しているがすべて/etc/skelにコピーするのでなく最低限にすべきである。 Basixでは autostart, dconf , lxsession, lxpnel, pcmanfm, openbox, xfce4, pulseにしている。 DEによって変わってくる。 必要に応じて/etc/basix/initdesktop.shを修正 7.isoファイルの作成 必要とする空きディスク容量はisoファイルの2倍以上である。 ・isoファイルの作成 接続の編集を開いて無線LANを削除する。 sudo /etc/basix/remastersys.sh isoファイル名 非常に時間ががかかる。 isoファイルは/home/remastersys/remastersysに作成される。 注意 ・4GBを超えるisoファイルの作成 isoファイルが4GBを超えるとremastersysがエラーとする。 4GB以上のisoファイルを作成するにはremastersysを修正する。 /usr/bin/renastersysの525行目をコメントにする。 elif [[ "$SQUASHFSSIZE" -gt "3999999" && "$CREATEISO" = "/usr/bin/genisoimage" ]] ; then ↓ #elif [[ "$SQUASHFSSIZE" -gt "3999999" && "$CREATEISO" = "/usr/bin/genisoimage" ]] ; then ・ライブ起動しない プロンプトが出て止まるときはliveと入力するとbootがはじまる。 ・ライブCDでログイン画面を出さないようにするのはユーザーbasixをオートログインに設定しておく。 ・インストーラーでオートログイン指定を有効にするには、/etc/lightdm/lightdm.confを以下に修正 autologin-user = basix ↓ autologin-user= basix